1996. 9.25/横浜CLUB24 & 9.26/下北沢SHELTER



あまり意味は無いようだが、2days。メンバーはどうか知らんが、私はキツイ(体力が)、眠い(疲れると却って眠れない)。
CLUB24は普通のハウス・ブッキング、そしてSHELTERは「フィンガー・ポッピン・タイム」という、イベンター(マリオ斉藤@たむとむスコープさん、いつもありがとうございます)との共同企画の第4回目。
まずは初日のCLUB24。a&p初の横浜上陸、しかし夕方からあいにくの雨模様。
この日は我々も含めて3バンドが出演したのだが、他のふたつは、とてもルックスが良い。男前。羨ましい。a&p、完負け。
そういった悲しい事実はともかく、時間は短かったが、たいへん楽しいステージであった。曲に合わせてドリフを踊っているお客さんもいれば、思いっきりトチった磯山もいた。少し和気あいあいとし過ぎた感も無きにしも非らずではあったが、演奏時間が短い時は、このくらい和んでいる方がいいのかな、と思わせるものがあった。
ただ、トップに”ソニア(a&p初のオリジナル曲であり、a&p結成のきっかけとなった曲)”を持ってきたのが、少々地味に感じられて、それが残念に思う。
そして2日目、SHELTER。朝から雨が降ったり止んだり…、こういう中途半端はムカツクんじゃ!それでなくても、巨人マジック点灯とオリックス優勝で機嫌が良いところにきて激しくムカツク事柄が立て続けに2件勃発したところの不眠症復活、というやたらとテンションが高い私には、こういう鬱陶しい天気は、気持ちのやり場に困ってしまうのだ。
…と、私の個人的感情はおいといて、この日は企画ということで、後半に演出という名の悪ふざけ(?)有り。
前半ではa&p代表曲と呼ぶべきナンバーのオンパレードで業界人の多い客席を圧倒してから、衣装替えで楽屋に一旦引っ込み、その後全員アロハシャツ(しかもお揃い)にサングラスで再登場。その名も”アロハキングス”。加山雄三の”君といつまでも”を全員で交替に唄う、という悪ノリぶり。勿論、客席は爆笑の渦。デビュー前にこんなことしていいのか、お前達。
しかし、「単純にまず自分達が楽しいと思うことをやりたい、それを観てお客さんが楽しいと感じてくれたらもっと楽しいし、嬉しい」、そんな4人だからこそ、たくさんの人達に愛されているのだと思う。事実、ボランティア同然のスタッフがこれだけ多いバンドも珍しい。周りの人達が皆、「このバンドが売れなきゃ嘘だ」という思いでいっぱいなのだ。そして、私もその中の一人である。
もうすぐ、本当にもうすぐ、a&pは世の中に飛び出す。
これからが勝負だ。