1999. 3.15/仙台MA.CA.NA.



a&p、初めての仙台ライブ。
リハーサル開始時刻ギリギリに会場に入った私の目に映ったのは、疲れ切っているメンバーの表情。
4人とも口々に、「眠い…」「もうダメ」「死ぬ!」と呟きながら、サウンドチェックに向かいます。
移動疲れも、緊張もあるのだろうけれど。…大丈夫かなぁ。なんか、心配。

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でも、リハが始まったら、ちょっと元気になったみたい。
やっぱり、演奏している時が、一番なんだろうな。
仙台ライブが決まってからというもの、牛タンのことばっかり言っていた4人だけど、こうゆう姿を見てると「やっぱりアーティストなんだなぁ」と思ったりします。

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外は雨が降っている。
せっかくの初仙台なのに…、でも、そんなこと、関係ない。
a&pの4人から産まれてくる音は、人の心を、晴れ晴れとさせてくれるから。

a&pの優しさが、会場内をだんだんと包み込んでゆくのがわかる。
それは、春の暖かい空気を、ここに連れて来たかのように。
そして、a&pが連れて来た空気と同じくらいに暖かいファンが、ステージを見守ってくれている。
その優しい瞳は、外の冷たい雨風を、忘れさせてくれた。

岡田の表情が、こんなにも豊かだったなんて……私は今まで、何を見てきたんだろう。
今夜のステージ中、私は何度となく、そう思った。
一瞬のうちに、くるくると、顔も声も変わってゆく。
やんちゃな少年のときもあれば、ものすごく冷たい大人の男のときもあって。
いつの間に、こんなに表現力のあるボーカリストになっていたのかしら。
そして、そんな岡田を、音でガッチリ支えている磯山と永井と英が、とても逞しく見える。

いつも思うことだけれど。
a&pって、すごいバンドじゃん。
そして、これも、いつも思うことだけれど。
素晴らしいステージを創るのは、ステージの上の人たちだけじゃないんだな。ステージの下で見守ってくれてる人たちと一緒に、創りあげるものなんだな。
仙台に来て、改めて、そう思った。



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omake_1 さてさて、今回のオマケ。
打ち上げは勿論、仙台名物・牛タンを食べに行きました。
リハ前にこっそり牛タン定食を食べたクセに、まだ食べ足りない磯山くん・永井くん・英くん。
ラジオ出演の為に一度目のチャンスを逃して、ライブMCでも愚痴るように(?)「牛タン食べたい」と言っていた岡田くん。
お待たせしました!! 思いっきり、喰っちゃって下さい。


omake_2 打ち上げを行ったお店に、たくさんのアーティストや芸能人のサイン色紙が飾られているのを見た、メンバー&スタッフ。
コソコソと「いいなー。a&pも頼まれ…ない、かなぁ?」と、ドキドキしていました。
そしたら!!
帰り際、「サインお願いします」とお店のご主人にお願いされて、みんな有頂天(笑)!!
特に有頂天になったのは、小松田マネージャーでした。