2012. 2. 4/下北沢CLUB Que



とうとう、この日がやってきてしまいました。
アップル&ペアーズ、12年ぶりの再結成ライヴ。

    途中、友人のお祝いのために二度ほど演っていますが、それはそれとして。
    正式な形での再結成は、解散以来、これが初めて、ってことで。


11月の発表に前後して、リハーサルを開始したメンバー。
いきなり本番はキツい…ということで、実は12月23日に、シークレット・ライヴを敢行!
岡田くんの所属するThe Young Folks主催のイベントで、3曲を演奏しました。
その日の様子、当サイトではレポート出来ず…。ごめんなさい。
磯山くんのブログをご覧下さいね。

    2011.12.23 Set List
     1. When the Summer is Through
     2. ロングコートとハンチング
     3. NIGHT BEAT


更にリハーサルや曲作りを重ねてゆき、1月15日には13年ぶりにレコーディングを行いました
プロデューサーに石田ショーキチ氏を迎え録音された新曲「Roadster 〜ロードスター〜」は、ライヴにお越し下さった皆さんにプレゼントするべく、創られたもの。
皆さんへの最大級の感謝の気持ちを込めた歌詞には、これまでに発表した曲のフレーズが散りばめられています。

ちなみにこのCDのアートワークは、「DAYS」〜「夜を越えたい」のデザイナーである、ミナトレイジ氏。
可愛くて素敵なデザイン、ありがとうございました!


レコーディングの後も、リハーサルだけでなく、諸々の確認や準備で大忙しだったメンバー。
それは前日の深夜まで、続いたのでした。

2012.2.4 CLUB Que

さて、当日です。

まずは岡田くんが会場入り。
一息ついたところで、曲順表を書き始めます。
3バンドの出演ということで演奏時間に限りがあり、泣く泣くスタメン落ちしてしまった曲も、たくさんあったとのこと。
そして。
気になる1曲目は、「きんいろのかけら」。
…そう、結果として最後のライヴとなってしまった2000年8月18日、ここCLUB Queでの、幻のアンコール曲です。

演らなかったアンコール。
その後まさか解散することになるとは、その瞬間はメンバーの誰一人として、夢にも思っていなかった。
あらためて解散ライヴを行ったわけでもなく、解散しましたというお知らせだけで、皆の前から姿を消してしまった自分勝手なバンドが、アップル&ペアーズでした。

今日はあの日の、アンコールでもあるんです。



少し遅れて、磯山くん・永井くん・英くん、会場入り。
楽器の他に、プレゼント用のCDもあるので、かなりの大荷物!
皆で、手分けして搬入します。
…そういえば昔、ローディーやトランポの皆さんに
「a&pって何でも自分達でやっちゃうから、僕達の仕事が減っちゃうんですよね」
って、よく言われたっけな…。
何年経っても、変わらないんですね(笑)。



そうこうしているうちに、セッティング開始の時間。
それぞれ、テキパキと準備してます。
…テ、テキパキとジュ、ジュンビ…しているハズ、なんですが…(汗)。
スタッフがカメラを向けると、永井くん&英くんは、すぐにヘン顔をしてしまうのです。
カメラは見なくっていい、って言ってるんですけどね(笑)。
さすがに演奏が始まると、カメラは気にならないようですが。
ちなみに、岡田くんは、いつ・どこから・どう撮っても、全く意に介さず。
磯山くんは、時々チラッとカメラを見て、たまにポーズをとります。
これ、まったくもって、当時のまま。
変わらないなぁ…と、こんなところでも、しみじみ。


2012.2.4 CLUB Que 2012.2.4 CLUB Que




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セッティング始まりました! サウンドチェック開始! リハーサル始まったぞー!




2012.2.4 CLUB Que リハーサルが始まりました。

細かいところを確認しながら、丁寧に。
そして、普通に。

…そう、普通なんです。いつもの風景というか、昨日の続きというか。
12年ぶりとか一夜限りとか…そういうことが分からなくなってくるくらい、ごくごく日常な感じで、リハーサルは続きます。



新曲「ロードスター」。

みんなはなんて言うかな。喜んでくれるかな。
…そんなことを思いながら、聴いていました。

気がつきましたか?
CDとは、少しだけ歌詞を変えて歌っていたことを。

2012.2.4 CLUB Que





最後にオープニングの確認をして、リハーサル終了。
さぁて、のんびりしている場合じゃありません。
このまま開場準備→開場→ライヴスタート、です。

a&pは、3バンド中トップの出演。
メンバーは楽屋で、本番へ向けてのスタンバイ。大忙しです。
レッドブルを飲んでいたのは、磯山くんだったかな…?




2012.2.4 CLUB Que




開場。

懐かしい顔や、関係者の方達が、続々と。
皆さん、とても嬉しそうに見える。
…あまりにもたくさんの方達が来て下さって、ろくにご挨拶出来ず、申し訳なかったです。

それにしても。
みんなも、ちっとも変わってないね。




5分ほど押して、ライヴがスタート。
ホールはお客さんでいっぱい!
久しぶりの人、現役当時はライヴに足を運べなかった人、解散後にa&pを知った人…。
めいっぱいの愛情に溢れた会場は、とても暖かく、やさしい空気に包まれていました。
a&pって、こんなにも愛されていたんだな。
…それは、きっとステージ上の4人が、一番感じていたんじゃないでしょうか。


       1. きんいろのかけら
       2. 木曜の9時に逢いましょう
       3. 風に失くした言葉
       4. イエロー〜スクリーン
       5. 45 r.p.m
       6. ロードスター
       7. When the Summer is Through
       8. 月に浮かべ
       9.ときには空
       10. NIGHT BEAT



予定時間を大幅に押して(笑…いえ、スミマセンでした)、12年ぶりのa&pのステージは、幕を閉じました。
ちょっとしたアクシデントもあったけれど、帰って行くお客さんの顔は、みんな晴れ晴れとしていて。
ああ、良いライヴだったんだなぁ…と、それだけでわかったような気がしました。
この日を迎えることができて、本当に良かった。



2012.2.4 CLUB Que




今回の再結成に際し、ご協力くださった皆々様。
当日、会場にお越しくださった皆さん。
残念ながら来られなかったけれど、応援してくださった皆さん。

本当にありがとうございました。

相変わらず自分勝手なa&p、次の約束は出来ませんが。

もし、万が一。
また気まぐれな風が吹いて来た時には、よろしくおつき合いください。




…またね。